Q&A
Q. はりは痛いですか?
治療に用いる鍼は髪の毛ほどの細さで、ほとんど痛みを感じません。悪い場所やそれに関係した経穴(つぼ)に鍼治療をした場合に、ズーンと響く感じがしますが、それは鍼が効いている証です。もし、2、3か所の治療でどうにも我慢できない場合は中止します。
しかし、当院では自信を持ってお勧めできますので治療中の緊張感や不安感は全く要りません。
Q. はりは安全ですか?
当院で使用する鍼は使い捨て(ディスポーザブル)のものなので安心・安全です。
Q. 治療後の反応は出ますか?
治療後一時的に、だるさや眠気など色々な症状が出てくることがあります。これは漢方では瞑眩(めんげん)といい、むしろ効果の現れる前兆とされていますので心配ありません。時が経てば良い結果が期待できます。薬のような副作用もありません。
Q. 効果はどのくらいで感じられますか?
発病して日の浅いものほど早く治ります。1回の治療で激しい症状がピタリと軽減することもしばしばありますが、慢性症状になると気長に続けなければ良くなりません。
Q. どのくらいの頻度で通うのが良いですか?
急性の症状の場合は毎日~週2、3回が効果的です。慢性症状では一週間に1回程度を目安としています。
健康維持のための通院の場合は月1~2回をお勧めしております。
Q.鍼灸を受ける際に気を付けることはありますか?
・治療直後の入浴は避けて下さい
・食事は腹7~8分目に
・なるべく刺激性食品や不消化物は摂らないようにしましょう
・雑事に気を使い精神を疲労させないようにしましょう
・睡眠を十分にとりましょう
最も大切なことはあなた自身の心構えです。鍼灸治療は病気ばかりでなく体質を改善し、かかりやすい素因を取り除いてくれます。定期的な治療をすることにより疾病を予防し、自然治癒力を高め健康管理の医術として真価を発揮します。
Q. 鍼治療はどんな疾患に良いのですか
WHO(世界保健機構)では、次に掲げる疾患に鍼灸治療が適応であることを認めています。
◆神経系
神経痛・神経麻痺・筋肉痛・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー等
◆運動器系
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頸肩こり・五十肩・腱鞘炎 ・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)・各種スポーツ障害等
◆循環器系
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
◆呼吸器系
気管支炎・喘息・風邪および予防等
◆消化器系
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘) ・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾・ 口内炎等
◆内分秘代謝系
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血等
◆泌尿器系
腎炎・膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・前立腺肥大・陰萎等
◆婦人科系
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・のぼせ・つわり・血の道・不妊症等
◆耳鼻咽喉科系
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・蓄膿症・咽喉頭炎・扁桃炎・声枯れ等
◆眼科系
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい等
◆小児科系
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善等
◆皮膚科系
蕁麻疹・しもやけ・ヘルペス・おでき等
◆アレルギー
気管支喘息・アレルギー性鼻炎・眼炎等